日本でオーダースーツを仕立てるならどこがいいか 4 後

マーチャント(商社・生地問屋)とミル(織元・生産工場)がある。それぞれのミルには特性がありスーツ地が得意、フランネルが得意、カシミヤが得意、リネンが得意などがある。マーチャントがデザインや企画しそれぞれのミルに発注している場合が多いので、…

日本でオーダースーツを仕立てるならどこがいいか 4 前

書いていたら長くなったので前後に分ける事に。 先日日本でオーダーするならどこが良いかと相談された友人との後日談だが、その電話が来た1ヵ月位後に今度はどの生地で作ったら良いかと相談が来た。また朝一。。。それこそ作る所にそれなりにバンチや持ち生…

Gaetano Aloisio ガエターノ アロイジオについて

今日は数年前に仕立てたアロイジオの夏用のジャケットを着ていたので書こうかと。 ガエターノ アロイジオ(Gaetano Aloisio)はローマ テルミニ駅からタクシーで10分位のところにあるサルトリアで、僕は非常に好きで昔から何度も仕立てて貰った事がある。ロ…

その人が履いている靴は、その人の人格そのものを表すものである

良い靴を履きなさい、良い靴は履き主を良い場所へ連れていってくれる。そんな2つの言葉がイタリアにはある。 ま、んな事はないが、靴には内面が良く出るとは思う。 着道楽の類の人で靴をビスポークしない人は本質を分かってない人や、第一印象やお洒落や身嗜…

ジャパニーズウイスキーがまた気兼ねなく飲める日はいつになるのだろうか

供給量に限界のあるものなどの場合は流行れば品薄や値上がりや休売というのは当然なのだろうけど、昨今のジャパニーズウィスキーの人気はウィスキーを家で良く飲む僕にとっては痛手だ。同じように思ってる人も多いんじゃないかな。 サントリーの響、山崎、白…

踊る阿呆に見る阿呆

日本人は流行に流されやすい国民性だ、単一民族や遺伝子的に不安から同化を好むって事もあるのだろう、また教育制度も最大公約数へ画一的に押し込む事や常識や調和を養成する為に最大の教育コストを払ってきたからだろうし、初見で年齢を良く聞きき、同い年…

Sartoria DALCUORE サルトリア ダルクオーレ 死す

サルトリア ダルクオーレが死んで13年の月日が経った。。。僕が作った事があるのは20年位前と17年位前の2度、きっかけはナポリの友人がその数年前に仕立てたというスーツを見せて貰い素晴らしかったからだ。特にシングル、独自のラペルから裾に掛けての鋭く…

アンブロージ Ambrosiやレスパーデ Le Spadeの次は。。。

今年の初めに日本の業界によってパンタロナイオが使い捨てられる日が近いだろうと書いたのだが、これは僕の日本の友人たちの話なのだが飽き始めたというか、無理して当人の体型に合わないものを着ていた為、ダサいと感じ始めたようだ。彼らはAmbrosiや五十嵐…

子供たちの貧困や格差

少し間が開いたブログ執筆だが、実は一昨日からロンドンに来ているからである。僕は昔から年に1,2度はイギリスに来るのだけど、20年前に比べれば特に移民難民や低所得者層が集まる貧困地域にはここは何処だと思う風景も増えてきた。日本とは階級社会や社会構…

日本でオーダースーツを仕立てるならどこがいいか 3

少し前の話。25年来の友人からの電話、彼はいつも時間も考えずに電話してくる、この日は朝一だ。どうせ昼食でも食べながら電話して来てるんだろうな。。。 彼はもう40歳だから良い機会にオーダーに切り替えていきたいから、日本でどこが良い、どうやってオー…

Sartoria Celentano サルトリア チェレンターノについて

随分前に現地で仕立てたチェレンターノのジャケットを今日着ていたので書こうかと。 サルトリア チェレンターノ(Sartoria Celentano)はローマ郊外の駅から更にタクシー10分くらいのところで、ひっそりと営む本当に小さなサルトリアだが非常に腕が良い。確…

日本人の幸福度が低い理由

良くどこぞの調査や統計では日本人は現在の生活に対する幸福度・満足度が低いとか自殺率が高いとか言うがどうなのだろうか。僕の周囲の日本人を見てみるとそんな事もないのであまり実感がない。 実際にそれほど貧困に悩まされてる人は居るのかなぁと思う。日…

Sartoria Pirozzi サルトリア ピロッツィについて

何度も仕立てて貰った事があるお気に入りのサルトリアで、天気の良い日に着て、心地良い風を切って颯爽と歩きたくなる。 エッジの効いたラペルやフロントカット、綺麗に後ろに流れるカッタウェイが端正でカッコいい色気を醸し出してくれて、その鋭さの中にど…

ここ2~3年くらいで行った日本のショップの評価とか雑感 1

青山の骨董通りを脇を入ったところにあるディエトロ レ クインテ(DIETRO LE QUINTE)、行ったのは昨年、チェーザレ アットリーニ(Cesare Attolini)中心に少しサルトリア セミナーラ(Sartoria Seminara)があり、共にオーダー会もやっている。ニットやタ…

日本の女性はブスになってしまったのか

良く今独身が増えたのはお金がないからと言うけど、実際は結婚件数が多かった昔の方が実質賃金や生活水準は低かったし関係ないと思う。家電やコンビニの発達、価値観が多様化や先進国のさだめもあるだろうけど、やはり日本女性がブスになったから気乗りしな…

Sartoria Panico サルトリア パニコについて

僕は彼の仕立てる服が昔から大好きで、今でも良く仕立てて貰っている。 何が良いって、広く力強い肩と存在感のあるラペル、ボリュームがあり美しい胸のドレープ、とても立体的だ。男の色気と渋さを際立たせ、着る人をたくましくエレガントな男に見せてくれ貫…

日本でオーダースーツを仕立てるならどこがいいか 2

ときどき日本で服を仕立てたいと思うことがあるが、普段イタリアで仕立ている僕からすると値段設定が高いところが多いのが悩みどころだ。 実際の最低額の想定として3万円の生地代に消費税を足してみると。。。更に良い生地を選択すればこれ以上の金額になる…

これは大切な事、ナポリに仕立てに来る日本人

僕も実際にたまに見かけたり来たという話を聞くけど、本当に馬鹿だと思う。 わざわざイタリアまで来る行為は執着しすぎで気持ちが悪い、愚昧だ。やめた方がいい。 それは普段の生活の中で自然にあるべき行為だからこそ意味がある訳だと思う。 それは行きつけ…

Sartoria Attolini サルトリア アットリーニのジャケット

ナポリでは白髪の紳士たちが良い仕立てのジャケットを着ているのを良く見かける、皆無駄を削ぎ洗練されていて、とても粋でエレガントな装いをしている。 若かりし頃に仕立てであろうそのジャケット、年経て少し小さくなった身体にサイズが合わなくなっている…

日本人に美的センスが育たない理由

僕は日本が好きだ、だけど帰国する度に思う事がる。 みすぼらしく軽薄で醜い街並み。我が我がと目立たせる事しか考えていない下品な看板・広告・ネオン、、、 東京は特に酷いな、地方都市の方がまだ幾分ましだ。 日本人は美意識が低い。 東京は戦争で焼けて…

サルトリアなんちゃらの既製品とかの話

日本でサルトリアのMTMや既製服(RTW)をよく見かける。 サルトリア ダルクオーレ(Sartoria Dalcuore)、サルトリア ソリート(Sartoria Solito)、サルトリア チャルディ(Sartoria Ciardi)、サルトリア サビーノ(Sartoria Sabino)リベラーノ&リベラー…

Sartoria Caliendo サルトリア カリエンドについて

僕がイタリア仕立てが好きなの理由の一つに作った本人の人柄が良く現れるという点だ。 サルトリア・カリエンド(Sartoria Caliendo)はエリア・カリエンド(Elia Caliendo)と父Biagioの工房で、クラッシックなナポリ仕立てでとてもエレガントな服を仕立てく…

今のサルトリア・ソリートは買うべきじゃない

僕もサルトリア・ソリート(Sartoria Solito)は昔から好きで何度も作った事のあるサルトだ。 軽快さと独特のスタイルを持っていて何かをサラっと羽織りたいときに自然と手が伸びる、攻め気味なコンパクトなバランス感も好きだ。ただ仕事着やフォーマルなど…

ストラスブルゴというセレクトショップについて

表参道の交差点の脇の道を入ったすぐの場所に、ストラスブルゴという老舗セレクトショップがある。リデア株式会社が運営し、日本のクラシコイタリアファッションを20年以上牽引し続けている。最後に行ったのは1年ほど前かな。僕もその昔何度となく行った事が…

巨星墜つ、ティンダロ・デ・ルカ

このブログの存在を半ば忘れていた一昨日クローゼット整理しているとふと彼の服が目に留まった、また筆を執ろうと思わせたのは一人の男の死だった。 5月7日、ミラノの友人から彼の訃報が届けられた、その夜はとっておきのウィスキーを飲み彼の死を悼んだ。そ…

Passaggio Cravatteというネクタイ

パッサージョクラバッテというネクタイを2本持っている。 どちらも去年の初め頃に、インスタグラムで見て直接オーダーしたものだ。 ブランドのオーナーはジャンニチェルッティという男。カラフルなメガネをしていて、いつも派手な着こなしをしてるをけっこ…

ブリオーニの本店で買ったスーツの話

僕はナポリ仕立てを愛してやまない。あまりハイブランドのようなものには興味はない。 だけどローマのブリオーニに関しては、いいブランドだといつも思ってきた。 僕がローマのブリオーニ本店で買ったスーツは、今でもよく着るスーツだ。 ネイビーの光沢があ…

サファリという古着屋について

高円寺の何ともないような場所に、サファリという古着屋がある。 アメリカ古着のイメージが強い高円寺だけど、ここにサルト系のスーツとかジャケットがたくさん売られていることは、知っている人なら知っているだろう。 アットリーニやキートンやもっとマニ…

ナポリの冬はおしゃれ

去年の末はナポリでは大きな仕事もなかった。だから結局ミラノで仕事をさくっとすまして、その後は休暇として過ごした。 僕はミラノはミラノで好きなのだが、観光をしにきているスノッブな日本人を見るといたくなくなってしまうのだ。 そして結局ナポリで過…

結局靴を買うのは新宿伊勢丹になってしまう話

靴にはいつも悩まされる。 もともと靴にはかなりハマっていて、それこそエドワードグリーンやロブを何足も買っていたのがだ、 最近は値段が上がりすぎて、英国靴を買う気分にならなくなってしまった。 それからエンツォ・ボナフェなどを試していて、それなり…