サルトリア・ソリートを「普通」と言いながら買うのは無駄じゃないの?

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引用: http://therakejapan.com/italy/napoli/20150408/45/

今東京で人気のあるサルトリアといえば、ソリート。個人的には何故数ある中でソリートって感じだけど、つまり青山のシャロンが勢いがあるということだろう。

で、そのソリートを着ている人に

「ソリートのどこが好きなの?」

と聞くと、必ずと言っていいほど

「ベーシックさ」

とか

「スタンダードな感じ」

「シンプルで普通なのがいい」

というようなことを答えてくる。

だけど本当にソリートってそういう服なのか?誰か一人が言い出してみんなそれを繰り返してるだけじゃないの?と正直思う。

俺は何着かソリートの仕立ても持ってるし、腕は確かにいいと思う。言ってしまえばソリートの服は好きだ。

でもこれをスタンダードとかベーシックとか言う人は感受性と知識に乏しいんじゃないかと思う。

だって、

・直線的なラペル

・短めでコンパクトなバランス

・両脇に縦じわがよるようなアイロンワーク

・開きすぎなくらい広く丸いフロントカット

・軽快さを追求し尽くした仕立て

どこをとっても普通なんかじゃない。

少なくともソリートはナポリの数多くのサルトリアの中ではかなり異質なスタイルだと思う。

クラシックなスタイルで何年経っても着られるのは確か。でも普通が欲しいならナポリの全てのサルトリアの原型となってるアットリーニを買えばいいんじゃないの?

まして仕事着のスーツなら、軽快さと独特のスタイルを持ってるソリートよりも、グローバルスタンダードに近いアットリーニとかキトンの方がよほど普通なんじゃ。

「普通がいい」

と言いながら、ソリート独特のスタイルの良さもわからず、高い金を出してソリートを買うのは本当にバカらしいことだと思う。

せっかくいいサルトリアの服なんだから、その良さをちゃんとわかって買って欲しいと思う今日この頃。