結局靴を買うのは新宿伊勢丹になってしまう話

靴にはいつも悩まされる。

もともと靴にはかなりハマっていて、それこそエドワードグリーンやロブを何足も買っていたのがだ、

最近は値段が上がりすぎて、英国靴を買う気分にならなくなってしまった。

それからエンツォ・ボナフェなどを試していて、それなりに気に入っていたのだが、あるときナポリの靴に出会った。

それが伊勢丹の地下の靴コーナーだったわけだ。

メッカリエロという靴である。

 

もともと英国靴を履いていただけあり、最初はあのとんがったシルエットに違和感があった。

だけどナポリの服を着ているわけだし、いいだろうと思って買ったのが始まりだった。

だんだん目が慣れてからはむしろ細身の靴でないと合わないような気がし始めたから不思議だった。

それからナポリターノラケーレという靴を買った。

メッカリエロとナポリターノラケーレは兄弟ブランドのようなもの。

まあどちらもナポリで店に並んでいるような靴ではないのだが。

 

ナポリの靴ブランドは少ない。

カンパニーレなどレディースからサンダルまで売る町の靴屋みたいな店だし、フェランテは海近くの悪くないところに店があるけど、そんな有名というわけではない。

そもそもイタリア人はイタリアの靴にそれほど興味がないらしい。

それこそグリーンやロブを履いている人もいる。

 

だからナポリではあまり良い靴を買えない。行ってビスポークになるとやっぱり値段が張る。2000ユーロくらい、と聞いたことがある。

だとするとナポリの靴を買うのは伊勢丹だ。

結局そういうことで、伊勢丹で靴を買うことになってしまうのである。

 

しかし伊勢丹の靴コーナーは世界でもかなりセンスのいい品揃えだと思う。

服に関してはクラシックなものと、一過性のファッションブランドが混じっているけど、靴はいい。

関税とか考えたら、あの値段で売っているのはかなり頑張っているんじゃないかと思ったりする。

もっと伊勢丹みたいに、いろいろなブランドの靴を一挙に見られる店がたくさんあったらいいのだが。