サルトリアなんちゃらの既製品とかの話

日本でサルトリアのMTMや既製服(RTW)をよく見かける。

サルトリア ダルクオーレ(Sartoria Dalcuore)、サルトリア ソリート(Sartoria Solito)、サルトリア チャルディ(Sartoria Ciardi)、サルトリア サビーノ(Sartoria Sabino)リベラーノ&リベラーノ(LIVERANO & LIVERANO)、オラッツィオ ルチアーノ(ORAZIO LUCIANO)、アンブロージ(Ambrosi)、、、
上げれば切りがない。
しかし実際手に取って見ると、えも言われぬ虚しく情けない気持ちになる。

新宿伊勢丹メンズ館にはダルクオーレ、チャルディ、リヴェラーノなどの既製服がおいてあるが質の悪いマシンメイドの外注品だ。オラッツィオは皆ご存知の通りオラッツィオ自体が9割マシンメイドだからストラスブルゴや他で買おうが同じだけど。最近のハンドステッチミシンは性能がいいもんな。
アンダーソン&シェパード(ANDERSON & SHEPPARD)の安いセカンドラインも置いてあるな。
伊勢丹はオラッツィオとアンブロージを共地で作らせたり、ソリート丸パクリ日本人テーラー山口信人のラ スカーラ(LA SCALA)を展開させたりストラスブルゴの丸パクリ企画をして恥ずかしくないのかと思う。
伊勢丹が乞食するほどスタッフ力が落ちてるんだなと感じてしまう。
とにかく伊勢丹はまともに対応できるスタッフがいない。ってか4・5Fを外しまくったKバイヤーが日本橋に飛ばされたらしいが、この辺りはあのバイヤーの案件かな。
しっかりとしたものを扱えないならサルトリア商品なんてやめればいいのに。
ビームスからカモを沢山連れて来ますよ!とのふれこみで来た年俸お高いKさんはどうなんだろ。それでビームスはアットリーニのオーダー会はダメダメなんだとか。

ダルクオーレの既製はビームス、バーニーズ、B.R.SHOPやring、ブライスランズ、韓国などにもある。
なかなかビジネスライクでダルクオーレやるな、という感じだがサルトリアとは無縁な娘と婿が相当な銭ゲバだから仕方無いか。
サビーノは青山のスティーヴ(Steve)がやってたっけ。そもそも値段からしてサルトリアのフルハンドメイドではないだろうと思う。

他にもリヴェラーノはアローズとかだが、勿論外注。フィレンツェのリヴェラーノの外注策はナポリにもあると。まあリヴェラーノ自体が元々作りが良い訳でもないからいいのかも、ナポリ製リヴェラーノ。
青山のシャロンのソリートの既製は一応ソリート工房で作っているし、割とソリートの雰囲気は出てる。シャロンで扱っているシャマットはフルハンドの1stラインで作りは確か。チャルディは静岡のランバルディのはチャルディ工房でフルハンド。
アンブロージもブライスランズや韓国にも既製ある。しかし韓国のショップは更に酷いもんで間の工程抜いて安く仕入れる傾向がある。
韓国のシャマット(Sciamat)もマシンメイドの3rdラインのゴミ、これは伊勢丹も同じだったな。

そういえばアルフォンソ・シリカ(Alfonso Sirica)はアローズも扱うようになったらしい。
1度日本から撤退してシャロンで再開して評判良かったからかな、アローズみたいな大手がこれまた乞食バイイングとは。同じものなんて入れない方が良いし入れても分散して結局悪循環、焼き畑農業だっていうのに後先考えてないんだな。

というのも実は自分の日本の友人が上記に挙げたサルトリアのMTMやRTWなんかを買っていて、その工房でそのサルトが手をかけてしっかり作ってると思ってたようで外注先や仕入れ価格を教えたらショックを受けていた。
国産天然鰻(その工房でフルハンド)です的な雰囲気で売られていてお店の人もそう言う、値段からするともしかしたら国産養殖(その工房でセミハンド)かも知れないけど信じて買ってみたが、後で真実聞いたら中国のドブ川産のナマズ(外注)だった。
という事。
既に着た後にショックを受けるなんて着心地や作りの良し悪しとか関係ないないんだろうな、と思った。
これが本当の鰻の話なら一口食べて気付く人も多いんだろうけど、それも一度も鰻を間近で見た事も食べた事もない人にとっては所詮分からない事だから仕方ないし、だからと言って偽って売って良い訳でもないと思う。

ちなみにオーダー会で本人やフィッターが来て採寸して貰ったとしても外注の場合もある。

勿論MTMやRTWでもビスポークと同様の工程やセミハンドでもきちんと工房で作られているしっかりとしたものもあるが1割にも満たない。
実際に何度も工房を見たことがあるし、僕のナポリの友人の中にはこれらの工房で働いていたり働いていた事のあるものもいるから色々話も聞いている。どこも工房なんて小さいしそんなに作れない。
一部下請けもあれば丸投げ外注や2~3バラバラの所へ外注するなんて事もあったりする、元からすると見た目も作りも全然違う事もある。
例えお店側がサルトリア側に同じ作成費を払ったとしてもこれはありえる。つまりサルトリアとお店側の信頼関係が大事なんだと思う。
アットリーニみたいな既製服ブランドでもしっかりと作られているものと明らかにそうじゃないものがあるのは誰もが気づいているはず。
これは原価を下げる為のショップ側のオーダーなのかも知れないけど。

前途でも述べたけどそれっぽいデザインの服が欲しくてタグが付いてれば良いのなら買えば良いと思う。
ウナギ味っぽいナマズ。食べ慣れればそれが美味しく感じるのかも知れない。
でももし僕が客だったら高いお金出して買うんだから鰻かナマズかくらいは教えて欲しいと思う、僕はナマズと言われたら買わないけど、中には分かっていれば懐事情と相談してナマズ服を着てその気分を味わいたいって人も居るだろしね。
だって土用の丑の日は鰻食べたいんでしょ、社会的証明の法則の呪いか。。