日本人の幸福度が低い理由

良くどこぞの調査や統計では日本人は現在の生活に対する幸福度・満足度が低いとか自殺率が高いとか言うがどうなのだろうか。
僕の周囲の日本人を見てみるとそんな事もないのであまり実感がない。

実際にそれほど貧困に悩まされてる人は居るのかなぁと思う。
日本人的にどちらでもないって答えてる人や雰囲気的に余りと答えてるだけの人が多い気もするが。

日本は民主主義・経済・医療・治安・教育から所得やインフラや衣食住の質に至るまで非常に高い水準でとても良いバランスでしかも安いコストで利用できる、30以上の国に行ったがそういった面では1番良い国だと思う。日本よりGDPが低い国や整ってない国でも日本より幸福度・満足度が高い国は沢山ある。

所得と幸福度の関係は、ある程度までの幸福はお金で買えるのだろうけど、その国で文化的な生活を送れる一定の水準以上を越えると、どのような生活かという質的側面に興味が向き、水準による幸福感の割合が減少する。その幸福度や満足度は相対基準によって感じるものだし、以前と同じ水準では幸福感を感じる事が難しくなる。
日本で貧しいと答える人の殆どが相対的貧困であって、最低限の生存条件を欠くような絶対的貧困ではない。

確かにお金は重要だと思う。
愛はお金では買えないのだろうけど、多少のお金が無いと壊れてしまうと思う。それは愛じゃないと言われれば身も蓋もないのだけれど、相手が持つ水準に満たないからだろう。

物質的豊かさ=精神的豊かさではない、その実自分の意志や価値観で判断しているというものは殆どなくて、見てきたメディアに傾倒する。例えば腐った食べ物も激臭のするものも苦い食べ物もすっぱい食べ物も大人の味だと言われれば美味しく食べれるようになる。
一生懸命働き、あらゆるメディアのマーケティングにより不要なものや必要以上に高いものを買わされる事=幸せや豊かだと思い込まされライフスタイルや人生を形成するように、相対的価値観や物質至上主義を植え付けられきた。これは制約に縛られて生きる事になる、食、衣類、家、住む場所、車、仕事など上げれば切りがない。
最近の若者は無欲や草食系と言われるが、こういった作られた古い価値観に違和感を覚えているからだろうし、確かにそこから解放されれば自由の幅は広がるだろう。
でも英雄色を好むや人生は死ぬまでの暇潰しではないが、その原始的な欲求がバイタリティーとなり一生懸命働く事ができる人も多いのが事実だと思うし、そういった物事に乗れる人が居るから経済が回るとも思う、明日死ぬかも知れんし。
どちらにせよ、乗らずにはいられない回し車の中を走るモルモットのようなものか。

絶対的価値観や生活基準を自分の中に持ちマインドコントロールから解放されれば良いのだろうけど、それで頑張ってきた人にとっては難しいのも分かる。

そして日本人自身が評価する自分の幸福度・満足度が低い理由は単純に遺伝子にも原因があるので、それは言っても仕方ない事なのかも知れない。

幸福感を感じる為の代表的な物質としてセロトニンがあり、それを送るセロトニントランスポーターは送り易いLL型、SL型、送り難いSS型の3つがあり、黒人次いで白人に多いL型は楽観的、東亜に多いS型は悲観的でストレスに弱い性格傾向がある。その中でも日本人はL型が世界で1番少なく3%、アメリカ人は32%になる。つまり世界で1番不安や不満を感じる不幸体質の民族という事になる、97%ネガティブな人種。

こういった遺伝子が原因で日本で自殺が多い原因の1つなのかも知れない。
勿論日本では1000年前からの切腹文化や特攻殉死などもあるし、それを小さい頃から時代劇や映画、また形を変え漫画などから刷込まれていれば1つの手段や選択肢として持っていて当然だと思う。それを戒める宗教も心に無い。今やイスラム過激派のお家芸と思われる自爆テロも教えたのは日本赤軍。

これは何かあった時の責任の取り方の違いにも現れているのかも知れない。日本では何かあれば責任を取って辞職しろ、責任と取って辞職しますという関わってもいない部下の不祥事なんかで辞職をする例もあるが、こういった事は余りない。本来は職務を全うしその失態を補い更に良くするのが責任を取るという事だと思うのだけど、日本の場合は辞職や退職に至るケースが多い。大概の内容を観念的に見て日本人が言うと切腹しろ、切腹しますに聞こえる。

自殺は切ない事なのだろうけど、日本人の思想や人生観からすれば防ぎようのない事なのだろう。
寧ろ自殺しやすい遺伝子のせいって前提が抜けてて他に何かのせいにしても改善はされない気がする。

ただ良い意味で捉えれば、水半分のコップを見てまだ半分もあると思わず、あと半分しかないと考える精神のお陰で努力を継続し積み重ね、現在の高水準の日本が出来たのだろう。
だから欧米欧米言わずに日本には日本人の遺伝子や文化に根付いた社会システムが必要なんだと思う、封建制度が長った日本にはお家の代わりに終身雇用制度が必要だったのかも知れないし、その方が遺伝子的には安心して頑張れるのかも知れない、勿論少子高齢化やデフレやグローバリズムでそれは最早難しいのだろうけど。

気になるのならトリプトファンやB6を多く含んだ食事をし、早寝早起きし太陽の光を浴び、適度な運動をし、家族や交友関係を楽しめばあるいは少しは改善するのかも知れない。

日本は天災が多く四季があり農耕の為の備蓄必須の背景もあり、その中で生き残る為S型の遺伝子が必要だったの自然の摂理なのだろう。
日本が貯蓄率の一番多い国なのもそれが影響している、勿論明治以降から戦後の財源不足を補うため政府が貯蓄を美徳とする教育した影響もあるのだろうけど。

だから日本人はこのままで良いし、その特性を生かした社会形成をする方が良い国になると思う。
日本人は幸福にはなれない、というか幸福を感じにくい、そしてそれが幸福な事なのだろう。